【頸椎症性神経根症】体験談「肩の激痛、手指・腕のしびれ」治療法・処方薬・お薦めの病院

健康

ある日朝起きたら首、肩が痛い。

経験したことの無い激痛で手指や腕も痺れて力が入らない。

寝違えたのかな?そんな経験はありませんか。

 

今年のはじめに上記のような事態が起こりました。食事やストレッチなど、

健康には気を遣い、学生時代は体育会で、身体の不調とは無縁だと思っていた私が、

現在進行形で悩まされている激痛と痺れ。50代ぐらいの中年から高齢者に多いようです。

 

【頸椎症性神経根症】いつ我が事になるかもしれないこの病を発症した時の状況、現状、

治療法などを体験談を中心に経過を追ってお伝えします。

頸椎症性神経根症

頚椎は7つの骨で構成されています。

骨と骨の間に挟まり、クッションの役割を

している椎間板が主に加齢変化により

後方に飛び出して神経を刺激する

ことによって起こります。

30~50歳代に多く、突然発症することもあります。

悪い姿勢での仕事やスポーツなどが誘因になることもあります。

椎間板の変化によって神経が圧迫されると、

首の痛みや肩こりに加えて、

痛みやしびれを腕や手に感じます。

飛び出す場所により、神経を圧迫する位置が違うので、

痛みやしびれの出るところも違ってきます。

 (出典:たけしの家庭の医学 サイトHP)

私の場合右側に症状が出ています。具体的には  

・頚部の痛み 頸の後ろにから肩にかけて 痛みがでました。  

・しびれ感・感覚異常 右手に力が入らず、お箸も持てず

 ごはんをつかむこともままなりませんでした。

・お皿を持つのも片手では不安で、ボタンをかけるのもおぼつかない状況。

・字を書くペンの手にも力が入らずふにゃふにゃした字を書いていました。

・頸椎の6番7番が潰れて【頸椎変形症】になり、両端に飛び出ていました。

・肘から手指、小指側から内側に向かい、しびれが継続しています。

原因~どうしてなるの?

診療で医師から受けた説明

・PC事務などで1日6時間以上机に向かい、同じ姿勢でいること。

・モニターを見ていることで、頸や腕が前に固定される。

・スマホや長時間の同じ姿勢が原因と考えられる。

・特に頸の細い人は頭の重みに対する負担が大きく、発症しやすい。

解決法

1時間に1回は数分席をたち、化粧室で体操をする。

頸のレントゲンは、健康診断でも特に機会はなく症状が出ていなかったので気にもしませんでした。

今回レントゲンで初めて自分の頸椎が既に変形していると知りショックを受けました。

一旦つぶれたものは治りません。横からはみ出ている神経も削らないと出たままです。

もっと早く、ストレートネックになりはじめていることや

頸椎の間隔が狭まってきているなど知っていたらと思うと、悔やんでも悔やみきれません。

検査・診断方法・場所

整形外科などレントゲンが撮れる病院へ。 

腕や手のしびれ・痛みがあり、頚椎を後方へそらせると

症状が増す場合、X線(レントゲン)で頚椎症性変化がみられることで

診断されます。またMRIでは、神経根の圧迫を

確認しにくい場合もありますが、骨棘による椎間孔

(神経根が出ていく孔)の狭窄がわかる場合もあるので、

X線と、MRIを併用しましょう。

治療方法・痛み回復の期間の目安

(以下、私が通院するクリニックの先生からの解説や、諸々他の鍼灸医院、

かかりつけの病院などでの検査や診察内容を記載しています)

基本的には自然治癒する疾患です。

症状が出ないように頚椎を後方へそらせないようにし(美容院の髪を洗う姿勢のような)

適切な方向への頚椎牽引や症状が強いときに消炎鎮痛薬の投薬などが行われます。

(実際は痛みは 10が8くらいにしかならない?)

治るまでには数か月以上(多くは3ヶ月と記載)かかることも少なくなく、

激痛の時期が終われば気長に治療します。筋力低下が著しい場合

(ものがつかめない、お箸が持ちにくい、字が書けないなど)や、強い痛みで仕事や

日常生活が支障をきたす場合、また再発を繰り返す場合手術的治療を行う場合もあります。

装具療法

局所の安静を保ち、痛みの軽減が期待できる治療法です。

「関節の保持」「変形の矯正・予防」「機能の代行」

などを目的に、頚椎カラ―などの装具を使用します。ハードタイプ、ソフトタイプ等あり。

寝ている時に再び頸を痛めたので今は必ず、ソフトタイプをつけています。

薬物療法

多くの場合、痛み止めとしてまず非ステロイド性消炎鎮痛薬

(NSAIDs)が主に用いられます。しびれや発作的に生じる鋭い痛み(電撃痛)を改善する

ビタミンB12製剤、神経障害性疼痛を緩和するプレガバリンなど。

筋肉の緊張症状を軽くする目的で「筋緊張弛緩剤」なども用いられます。

私はリリカ、と、セルコックス服用。

リリカ

痛みのひどい時期は量を多くしていました。リリカ等の神経を鎮める薬は、

身体に実感がでるまでに少し時間がかかるようです。すぐに効果がないと諦めず、

2週間位は様子をみましょう。たくさん摂取すると、ふわふわしたような感覚になるので

運転や階段などは気を付けたいところです。

セレコックス

他の疾患の場合の痛み止めのイメージと違い、痛みがなくなるものではないと思われます。

10の痛みが7~8になる位に考えたほうがいいと思います。

牽引療法

主に顎のあたりにベルトを掛け、体重のおよそ10分の1の重さで

引っ張り、頚椎にかかった圧力を軽減し、痛みや神経根障害を軽減させます。


牽引の方向や強さによっては、症状が増悪することもありますので、

必ず主治医の指示に従ってください。

良し悪しが、問われるので、私は勧められませんでした。

温熱療法

熱による物理的エネルギーを利用した治療法で、

生体に直に熱を伝える電動熱を用いた「ホットパック」などがあります。

クリニックで治療の際にやりました。 

理学療法(リハビリ)

運動やマッサージなど、代謝機能や身体機能を改善する事を目的に行う治療法です。

神経ブロック療法

局所麻酔薬で痛みが神経を伝わるのを止める治療法です。

整形外科、ペインクリニック、大学病院の麻酔科、などで実施されています。

私は激痛期、2ヶ月位やりました。

外科的療法

頚椎症の治療では、日常生活に著しい支障が出たり、筋力の低下や

再発が繰り返すケース以外では手術が行われることはまずありません、

実際には保存的治療です。ある施設では頚椎手術を年間120件くらいしていますが、

そのうち頚椎症性神経根症で手術をす る人は年に1人か2人と報告されています。

保存的治療で良くなることが多いので、手術の必要のないことが多いのです。

痛みの経過・治療した方法

長引く痛み、しびれに不安を感じている毎日です。

通常3ヶ月で安静にしていると症状が落ち着くと様々な資料にありました。

激痛期

実際に最初の発症の際、当初は激痛が2週間くらい続きました。

日常生活もつらく、手指に力も入らず、ペンやお箸もままならなく、大変でした。

普通のロキソニンなどの痛み止めはききません。

あまりの痛みに、悪魔に心を売りたくなるような、

痛みを拭い去ってくれるなら・・・と思うくらいの激痛です。

ペインクリニック

ペインクリニックで、神経ブロック注射を考えました。

星状神経節ブロック注射を定期的にしていました。

神経が圧迫されて痛みが起こる原因の一つに血流の低下による

神経の炎症や腫れがあり、 星状神経節ブロックにより局所の血流が改善することにより

神経の腫れがおさまり、症状を改善させることができます。

鍼・整骨治療院

激痛期は、どうにか治したくて整骨院にも通っていました。

患部の周りの背中、肩なども凝り固まっているので、ほぐしてもらっていました。

3~4ヶ月

薬は量を減らしながら日常生活では痛みやしびれがあまり気にならなくなってきました。

7ヶ月!~再発!

ある朝起きたら、また寝違い!!??と再び同じ右に痛みが。

今度は激痛が長引きはしませんでしたが、しびれやだるさは日常です。

今回は力が入らないことはなく、お箸やペン、お皿などを持つのに影響はありませんでしたが、

肘をぶつけたときにビーーーン!とするようなしびれがありました。

日常もネックカラーを、今は寝るときだけですがソフトタイプのネックカラーをしています。

日常使いのときは、スカーフを巻いたりして、自分なりに楽しむようにしています。


9ヶ月

再発から2ヶ月近くたちますが、しびれは相変わらず。

薬はリリカ2錠+セレコックス1錠X朝晩2回このまま治らないのか、

どうなるんだろう・・・いつまで?と不安な日々。

11ヶ月

再発から4ヶ月しびれはまだ残るものの痛みは

あまり気にならなくなりました。薬はリリカ2錠のみに変更になりました。

少しずつ減らしていく方針です。再発を繰り返す場合、筋力の低下がみられる場合、

運動機能に影響がある場合などは手術も視野に。

頸は凝り固まっている感じで痛く動かすとポキポキします。

「頚椎症性神経根症、しびれ、継続・・・」

「頚椎症性神経根症、手術・・」

などと検索してしまう日々です。

手術

痛みがひどく、手術を考えたい場合、特に腰椎・頚椎、脊椎手術に特化した病院を調べました。

あまり手術を積極的にする病院が多くない中

手術実績がダントツで各メディアにも紹介されています。

頚や腰のトラブルで痛みや痺れ等、

様々な症状が表れますが、

初期の段階では手術以外の治療

(保存治療、対症療法)

を選択するのが一般的です。


数か月~半年間、保存治療や対症治療

(リハビリ、ブロック注射、鍼灸等)

を行っても改善がない場合には、

手術が選択肢の一つに入って来ます。


当院はこの段階の方を主な対象者とした、

頚・腰のみに特化した手術専門の病院です。

(出典:医療法人志匠会HPよりhttp://www.shisyokai.jp/14793495912203)

首(頚椎)の手術

椎弓形成術

前方固定術

後方固定術(C1-2)

後方固定術

MacF顕微鏡下頚椎

前方椎間孔拡大術

(Microsurgical anterior

cervical Foraminotomy:MacF)

(出典:医療法人志匠会HPよりhttp://www.shisyokai.jp/14793495912203

短期入院の低侵襲手術としておすすめしています。

2019年10月までの実績

詳しくは下記のHPからご覧下さい。

2019年までの実績が詳しく表になっています。

志匠会|腰椎・頚椎の手術なら、脊椎専門の脊椎外科へ
腰椎・頚椎手術なら脊椎専門の志匠会(脊椎外科)へご相談ください。腰椎・頚椎の病気(脊柱管狭窄症・OPLL/後縦靭帯骨化症・椎間板ヘルニアなど)からくる手足の痛み・しびれのお悩みを解決いたします。

頸がポキポキ

首のポキポキ音の正体

首ポキポキについき、かかりつけの先生にから以下のようなご説明がありました。

首には頸椎関節という関節が多数あり各関節はそれぞれ骨と骨のわずかな間に隙間があります。

この隙間を関節液が潤滑油の役割を果たし、痛み無くいろいろな動きが

出来るようになっています。ポキポキ音はその関節液から発生する気泡の弾ける音なのです。

この気泡が破裂すると関節には一トンとも言われる大きな衝撃波が襲うことがあります。

これは指で鉄板を突き破れるほどの力で当然危険です。

【首ポキポキのリスク】 

凝りを悪化させているだけ?!首の凝りをほぐしているような感覚になる首ポキポキ。

実際は凝りを溜めてしまっているのです。それは以下のような理由からです。

首に限らず、関節を鳴らす行為は、コリがほぐれすどころか靭帯がゆるんで傷つき、

関節軟骨がすり減るリスクが高まります。首を支えることが出来にくくなり、

慢性的な首肩こり・頭痛へと移行することになってしまいます。

また、骨棘(こつきょく)といって、骨に棘状の突起ができてしまい

変形性関節症を併発しやすくなるといわれます。首に起こった場合は、「変形性頚椎症」

ですから、絶対にやめましょう。私もポキポキすることで何か改善されるのではないか、

と勘違いして毎日やっていたのですが、ふと調べてみて恐ろしくました。

ついついクセになっているので気を付けています。

首まくら

 
睡雲まくら
 
 
 
ストレートネック
 
通常の首は“”の字を描くようにカーブしてますが、長時間のデスクワークや
 
スマホの過度な使用により、真っすぐ、ストレートになってしまった状態です。
 
前傾姿勢を長時間キープする事により、思い首を支える頸椎に大きな負担がかかり
 
首や肩、悪化すると腰痛や背中にまで痛みが広がります。
 
・『睡雲まくら』は頸椎と首をカーブに沿った自然な寝姿勢でサポート。
 
・ウレタンモールド枕でストレートネックをケアしてくれます。
 
・後頭部をしっかりと支えるアーチ型で首がジャストフィット。
 
・頭部に空気孔を多数設ける事で、通気性を高め蒸れにくくしています。
 
・両サイトが高く、横向きでのTV鑑賞や音楽を聴く時にも負担の少ない作りです。
 
・内部には左右に空気を外に排出するエアダクトを設置。
 
・表面はサラサラな心地良い生地を使用。
 
・高さ調整シートで枕の高さをお好みの高さに変えられます。

処方薬(体験談)

処方薬

現在処方されている薬は以下の通りです。

リリカ 

75mg 2錠(150mg)x 朝晩 

セレコックス 

1錠 x 朝晩

1度目の発症後、3ヶ月超えあたりには 

75+25mg=100mg 

にまでなっていました。薬の量を減らし、だるさや違和感が増したら調整していました。

リリカは量により、ふわふわした感覚になり、階段や運転が心配になりました。

注射 ・整骨院

注射も痛い時期は週1のペースで2ヶ月くらい続けていました。

星状神経節ブロック注射は局所の血流が改善することで、より神経の腫れがおさまり

症状を改善させるものです。注射後すぐはのどや目元がはれぼったいかんじになったり

それにより声がでにくかったり、飲み込みが悪くなります。

腕から肩も麻痺のようなはれぼったさがあります。

時間の経過ととも改善されます。整骨院にも2ヶ月くらい通っていました。

費用

通院治療、投薬による費用は上記の

薬2種の1ヶ月分(75mgx2x2) 5530円    

診察料は投薬の診察         590円

注射                1470円

鍼治療院                                         6000円

激痛期2ヶ月2週に1回x4回

感想

痛みや痺れはケガと違って目に見えません。痛みが長引くと家族や周りの人も

いつまでも痛いことを実感できず、気遣った生活をしてはくれません。

特に主婦は家族の為に子育て、家事や仕事があっても、なかなか代わりを頼めず

痛み慣れ、我慢しながら、日常生活をこなさざるを得ません。50歳という年齢を超えると、

今までは出てこなかったいろいろな症状がでてきて、

「50歳から・・・中年から・・・」

という言葉で解説されてしまうことにショックを受けます。

悪化しないうちに、気をつけて早く対処したいですね。

つらい本人も、またそうでない方もこういう症状の人について知って頂けたら、

そしてサポートして頂けたらと思います。 

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